いつきはいつも思いつき

だいたいは 口から出まかせ ひとりごと

出産 の話 その1

※このブログを書き始めた時点ではかなり切迫した心持ちだったのですが、その後、執筆中断して日を置いて書くことになったことに加え、途中まで書き進めていた文章を保存できてなかったので思い出しながら書いて(非常に萎えて)います。が、当時の「いよいよ」という気持ちになりきって書きますので気づかないふりをして、9月6日の気持ちでご覧ください。

 

そしてはじめに、この記事を書くことは私にとってこの日の「そわそわ」とした気持ちのログを残す意味に加え、「男性目線の出産レポ」の一つとして、世の男性、出産を控えた方が「こんな人がいたけど無事産まれたんだな」という気持ちになればいいな、と願う意図があります。よって別に面白いかどうか知らないしたぶん面白くはない。すまん。

 

また、例によってナマナマしい描写が多いので気を付けていただければ。では本編です。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、いよいよです。

 

といってもこのブログの読者のみなさんはそこまで「そうですねいよいよですね。。。!!」なんて思っていないかもしれないけど、当の本人たる私はそれはもう「いよいよ」という言葉以外で形容できないほど「いよいよ」なのです。

 

そう、「陣痛」がやってきました。

 

つまり、出産のまさに直前、ということです。人生ゲームならゴールの2マス前くらい、RPGならラスボス前のセーブポイントくらいの直前、ポケモン赤緑ならワタルの前でレポート書いたくらいの直前に差し掛かっている。その奥にグリーンがいることなんて知る由もない。

 

そんなわけでそわそわそわそわ(以下「そわ」×1恒河沙)しているので、この恒河沙そわそわを何かすることで落ち着かせるしかないので、PCを開いたところである。以上本記事の執筆理由。

 

【突然始まるお勉強コーナー】*************************

 

妊娠発覚から出産までのプロセスについて勉強しておこう。

 

妊娠が推定されるとき、皆さんもご存じの通り、一般には市販の妊娠検査薬で検査して、陽性が出たら、産科の病院できちんと検査してもらうことになります。お医者さんの診断を受け、そこで診断をされて晴れて「妊娠」とわかる、ということをご存じの方は多いと思います。

 

まず、妊娠ゼロ日目は「性交渉をした日」「受精した日」でも「診断された日」でもなく、妊娠が発覚する前の「最終月経日」を妊娠ゼロ日目とします。

 

つづいて、その妊娠ゼロ日目から数えて40週0日目を出産予定日とします。つまりよく生まれるまで「十月十日(とつきとおか)」といわれるから300日以上なのかと思いきや、実際には280日を基準とするということ。

 

ちなみに、実際には出産予定日まで(39週目まで)に生まれるのが全体の約61%というう割合なのだそう。予定日の4週間前からは「臨月」つまり「いつ生まれてもおかしくないぜベイベ」状態になるわけです。

 

(↑後で読み返すとこの辺は本当に勉強っぽくてキモい)

 

 

とまぁここまでは、知っている人も少なくないはず。

でも「生まれる当日にどんな時間間隔で、どういう順序や流れで出産に至るか」ということを知っている人は、意外に少ないのではないでしょうか。少なくとも僕は知らなかった。なのでその話も少しだけさしてくださいや。なお、以下は普通分娩の話です。

 

まず、「あ、今から生まれるわ」という出産のサインとして、「陣痛」が来ることが一つの指標になるのですが、(ほかにも「破水」や「おしるし」があるけど僕の経験をよんでもらう上では陣痛を知ってもらえれば十分です)ここを「出産」の第一段階としましょう。

 

この陣痛、どんな痛みかというと、僕も「たとえるならどんな痛みか」という文字上の情報でしか知らないのですが、最初は「おなかが張るような感じ」の10分に1回程度の規則的な痛みから始まり、徐々に痛みは強く、間隔は短くなるものだそうです。

 

で、もっと恐ろしいのは、この「徐々に」の部分で、陣痛という「徐々に」より強く、より頻繁に起こるようになるこの痛みと恐怖が、10分や20分ではなく段階を経て10時間以上にわたって続くことなんです。

 

というのも、赤ちゃんが出てくるためにはお母さんの子宮から産道へと続く「子宮口」という出口が赤ちゃんの頭が通れるだけ押し広げられる必要があります。この子宮口が開けば開くほど陣痛が強くなるという仕組みなんだそうです。赤ちゃんが出て来ようと子宮口を広げれば広げるほど、母体には強く頻繁な痛みが起こるということです。

 

で、最終的には3分に1回とかのペースで、「鼻からスイカを出す」ような痛みが分娩間近にはやってくるんだとか。どんな痛みかはわからないけれど、ぶっ壊れそうないたみだろうな、という想像ができますよね。

 

で、さっき言った「赤ちゃんが通れる大きさ」になるまでにかなりの時間を要するために、長時間に及びお母さんは痛みに耐えなければならない、というわけです。その頭が通れる大きさ(直径10㎝程度)に広がるまでに初産の場合、陣痛が始まってから8~12時間かかるのが標準だそうです。

 

この間は、よくドラマなどで見る手術室のような見た目の分娩室ではなく、陣痛室という部屋だったり病室だったり、まぁわかりやすく言うと控室的なところでじっと10時間近くその時が来るのを待つことになります。

 

で、子宮口が開ききって痛みが最大限になったらそこで終わりというわけではもちろんありません。その大きさになったところで分娩室に移動し、頭、肩、胴体、足と順にその出口を通りきってようやく赤ちゃん誕生となります。これを第二段階とするならば、この第二段階に子宮口が開ききってからだいたい2時間程度かかりようやく赤ちゃんが生まれる、という寸法です。

 

つまり、第一段階の陣痛に耐えるのに平均10時間、その後の分娩に2時間かかるとすれば、陣痛が朝の9時に来たら子宮口が開ききるのは夜7時、赤ちゃんが生まれるのは夜9時、激痛に耐えてようやく生まれるということなんです。

 

【突然始まったお勉強コーナー終了】********************

 

 

 

 

 

 

そんなわけで予定日の1か月前くらいからはだいぶそわそわしてたのですが、結局僕らが陣痛を迎えたのは予定日の2日後でした。

 

 

以下、時系列順に当日を振り返ります。

 

9月5日8:00ごろ

朝起きると妻から「陣痛が来たかもしれん。。。」と告げられた。曰く、数十分前から10分に一回くらいのペースでおなかが痛むのだとか。内心「いよいよか。。。!」と緊張していくのを感じた。

 

歯磨きなどを終え、産院からもらった冊子の「陣痛が来たら」のページを読み返すと、

「経産婦は10分に1回のペース、初産婦は5分に1回のペースになったら病院に電話してください。」とかかれていたので様子を見ることにし、朝食をとる。

 

ちなみに、昨今のコロナ渦の影響で、夫が出産に立ち会える範囲にも制限があることが多いらしい。コロナでなければ陣痛室で陣痛が強まるまで夫がそばにいたうえで分娩室で立ち会う、というのができるのがたぶん一般的なのだけど、

ぼくら夫婦が通っていた産院は「陣痛中は立ち合い不可、分娩室から立ち合いOK」という制限を設けていた。

 

つまり、陣痛が来て病院で出産を迎えるまで、妻は一人で孤独にその痛みに耐えなければならない、ということだ。

そのため、妻はしきりに「ぎりぎりまで家で粘って病院ついたときにはすぐ分娩っていう状況まで我慢したい」と言っていた。

 

うえええもう3000字もあるうう!!!

 

いったん切ります!!!続きは次回!